11月、12月、いろいろあって、忙しいですね。
第74回例会は、12月11日(日)となりました。
いつもの二条で、13時半から。終わりの時間は決めません。
テーマは、「震災・津波・原発をめぐって思うこと、考えること」。
この課題を避けて通ることはできません。
今年最後の〈ケア〉を考える会になるはずです。
忘年会も兼ねましょう。
特定の本なども決めません。
震災・津波・原発について多くの本が出されています。
雑誌でも特集が組まれています。講演もありました。
現地に行かれた方もいますよね。
本でも、新聞でも、講演でも、現地からでも、何でも、読んだり見たり聞いたり思ったり考えたりしたことを、それぞれご紹介くださいませんか。
そして、語り合いましょう。
私には、どうしても紹介したい本が1冊あります。
池澤夏樹『春を恨んだりはしない』(中央公論社)。
帯に「日本のこれからを考えるために」とあります。
今回の震災・津波・原発は、私たちに何を突き付けているのでしょうか。
生き方、生活スタイル、価値観、文化、政治、経済、エネルギー、環境など、大きな転換を迫っているように私は感じています。
鷲田清一さんが「震災と哲学」と題して大谷大学の講演で語ったことは示唆に富んでいます。二つだけ紹介します。
( 講演は、YouTube で見聞きすることができます。
⇒ http://www.youtube.com/watch?v=yMFyk7UfJfI )
一つ、見るべきものをしっかり見つめて、 大事なこと、美しいもの、価値を吟味すること。東日本大震災と福島原発事故は、見えているのに多くの人が見てこなかったさまざまの問題を浮き彫りにした。
二つ、「大地は子孫が貸してくれたもの」というアメリカ先住民のことばの意味をかみしめること。人間は未来を予測し選びとって現在を生きている。未来から現在を見る思考法こそ求められている。
えっ、〈ケア〉とどう関係があるの、って?
「生きるかたち」が問われています。まさに、そこに〈ケア〉が関わり合うのです。
■開催案内
○日時:12月11日(土)13:30~
○会の前半:「震災・津波・原発をめぐって思うこと、考えること」⇒各参加者から発表
○会の後半:前半の発表を受けて、食べながら、飲みながら、語り合います
○参加費:無料(食べ物、飲み物持ち込み歓迎)
○場所:京都市中京区西ノ京内畑町31 GLマンションⅢ-303 (林)
「二条」駅(JRまたは地下鉄)より北へ徒歩5~8分(二条自動車教習所の西隣)
○どなたでも参加できます。初めての方も歓迎です。
※そういえば、年末になれば、日本酒の新酒ができます。
佐々木酒造などの新酒を飲む会を、開きたいなぁと思っています。
いかが?