シンポジウム「高齢社会における認知症のターミナルを考える」

シンポジウム「高齢社会における認知症のターミナルを考える」
日時:2011年8月21日(日)13:00~17:00
会場:大阪大学会館〔旧イ号館〕3階講堂(定員250名)
  豊中市待兼山町1-13 TEL 06-6850-5977

 (http://www.osaka-u.ac.jp/ja/80thAnniversary/osaka_university_hall

シンポジスト
(1)中野篤子(京都市・(公社)成年後見センター・リーガルサポート(医療行為の同意検討委員会)・司法書士)「医療行為の代行決定について~プロセスの重要性と課題」

(2)日笠晴香(仙台市・東北大学大学院文学研究科博士課程後期(哲学)/日本学術振興会特別研究員)「誰が、何を、どうやって決めるのか―認知症の場合の事前指示」
(3)村井淳志(京都市・医療法人健康会、京都南病院、顧問/京都老人のターミナルケア研究会・医師)「認知症のターミナルとは」
司会:浜渦辰二(大阪大学大学院文学研究科)
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シンポジウムの趣旨:昨年度4回の「高齢社会」シリーズのシンポジウムを踏まえ、今年度5月29日(土)には、シンポジウム「高齢社会における人工栄養を考える」を開催いたしました。そのなかで、「認知症末期」とは何か、どういう基準でそう呼ぶことができるのか、また、そこにどんな問題があるのか、という疑問が湧いてきました。認知症については前から取り上げたいと思っておりましたし、それと関連して成年後見制度の問題も、それとは別にリビング・ウィルの問題も取り上げたいと思っておりました。そこで、認知症のターミナルの問題に成年後見人という立場でかかわっている成年後見センター・リーガルサポート・司法書士の中野篤子さん、高齢者・認知症のリビング・ウィルや事前指示を臨床倫理学の立場から考察してきている日笠晴香さん、そして、『重度痴呆性老人のケア~終末期をどう支えるか』を訳され、長く「老人のターミナルケアを考える会」の活動をして来られている村井淳志さんに、それぞれの立場からのお話を聞きしながら、「認知症のターミナル」の問題をともに共有しながら考えたいと思います。

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※ 会場がいつもの中之島センターは空いていませんでしたので、大阪大学豊中キャンパス内にリニューアルオープンしたばかりの大学会館となりました。モノレール柴原駅からも阪急石橋駅からも歩いて15分ほどかかり、高齢者にやさしくない会場となりましたが、ご容赦ください。15分間歩くのが大変な方は、両駅からタクシーに乗ることもできます。
※会場は、大学会館3階の講堂です。なかなか格調高い講堂で、先日、鷲田総長最終講義が行われたところでもあります。雰囲気を楽しめます。
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詳しくは、次をご参照ください。
http://www.let.osaka-u.ac.jp/~cpshama/clph-care/dementia-symposium-20110821
参加予約が必要です。はがき又はメールでお申し込みください。氏名、TEL、FAX、メールアドレスを明記願います。定員になり次第締め切ります。満席となりお断りする場合にのみ、連絡いたします。
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〒560-8532 大阪府豊中市待兼山町1-5
大阪大学大学院文学研究科臨床哲学研究室
「ケアの臨床哲学」研究会宛
E-mail :cpshama@let.osaka-u.ac.jp
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    ◆ このシンポジウムは、〈ケア〉を考える会 が共催します。