シンポジウム「超高齢社会のなかで地域包括ケアを問いなおす」

20150830 シンポジウム「超高齢社会のなかで地域包括ケアを問いなおす」ポス
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■日時:2015年8月30日(日)13:00~17:00


■会場:大阪大学中之島センター 講義室507(定員72名)
大阪市北区中之島4-3-53  http://www.onc.osaka-u.ac.jp/

 

■シンポジスト (各60分の報告・発表の後、全体討論)
1)才田 靖人(東神戸病院・医療ソーシャルワーカー)
「神戸市東部(東灘区)における地域包括ケアシステム
構築に向けた現状と課題 ~MSWの立場より~」
2)堀田 裕(京都市粟田地域包括支援センター・センター長)
    山田 元子(新道学区社会福祉協議会・会長)
「新道学区からみる地域包括ケアへの課題」
3)西原 承浩(きむ医療連携クリニック・在宅療養支援診療所医師)
久保 美穂子(きむ医療連携クリニック・在宅支援ナース)
「看取りの文化を取り戻すために」
司会:浜渦 辰二(大阪大学教授)

 

■シンポジウムの趣旨: 「高齢者の地方移住を」― 先日(6月6日)の新聞で、有識者らでつくる民間研究機関「日本創成会議」がこう提言したという。今後10年で「東京圏」の介護需要が45%増えて施設と人材の不足が深刻になり、国が進めている住み慣れた地域で在宅医療や介護サービスを使って高齢者が暮らす体制づくりも「東京圏では難しい」から、というのです。しかし、「東京圏では難しい」ことが、「関西圏では難しくない」のでしょうか。「縁もゆかりもない地方に介護、医療が充実しているから移住しなさい」というのは、高齢者の尊厳を無視したものではないか。移住先は結局、地方の高齢者施設になるのではないか。「在宅医療・介護あんしん2012」で、「施設中心の医療・介護から、可能な限り、住み慣れた生活の場において必要な医療・介護サービスが受けられ、安心して自分らしい生活を実現できる社会を目指す」と謳い、その具体的な姿として「地域包括ケアシステム」の図を描いてきたのに、あれは「絵に描いた餅」になるのでしょうか。いま、「地域包括ケア」は、うまく行っている地域もあれば、うまく行っていない地域もあるようです。しかし、10年後はどうなるのでしょうか。「地域包括ケア」を問いなおして、何が問題なのか、皆さんと一緒に考えたいと思います。

 

■参加費:無料
■お問い合わせ・参加申し込み……参加予約が必要です
はがき又はメールでお申し込みください
(氏名、TEL、FAX、メールアドレスを明記)
定員になり次第締め切ります。
満席となりお断りする場合にのみ、連絡いたします。
〒560-8532 豊中市待兼山町1番5号
   大阪大学文学研究科 浜渦研究室気付
  「ケアの臨床哲学」研究会 宛
   E-mail :yoshinokumano@gmail.com
http://www.let.osaka-u.ac.jp/~cpshama/clph-care/clph-care.htm


■ 主催:大阪大学「ケアの臨床哲学」研究会
 共催:患者のウェルリビングを考える会(神戸)
     〈ケア〉を考える会(京都/岡山)
    科研プロジェクト「定常型社会におけるケアとそのシステム」